清龍の滝

戦前、境内の築山には、境内東から湧く武甲山伏流水が蕩蕩と流れ落ちる滝が存したが、戦後の開発の中で、水脈が断たれて、以後数十年にわたり枯れていた時期があった。

平成15年、氏子崇敬者らの篤志により、築山の脇に井戸を掘り、湧出た水を滝に落としてかつての姿を復元した。その5年後、平成20年(2008)6月に、「武甲山伏流水」が環境省指定の「平成の名水百選」に選ばれたことで再び脚光を浴びるようになった。環境浄化の象徴として、お清めの霊水として珍重されている。紙幣のお清めや銭洗い、水占いの場所としても人気を集めている。

写真右は昭和初期の清龍の滝、左は現在。