稲荷社

当社では、古くから「宮中八神」の一座として「御食津神」が祀られていたところ、明和7年(1770年)2月18日、地元中町の片山玄友安昇、井上傳八英昇、下町の高野古四郎古那、今宮の塩谷孝八則豊からの寄進により、今宮坊の境内に立派な稲荷新社が建立された。

明治維新にあたり、改めて京都・伏見稲荷大社より「正一位稲荷大明神」を勧請し、「御食津神」と合わせ境内摂社にて祀っていたが、昭和30年代、御神域を児童公園として開放するにあたり、御親神である須佐之男大神とともに仮本殿に合祀されるに至った。

平成26年9月27日、氏子崇敬者の厚志により龍神池の畔に麗しき神祠が建設され「お稲荷さま」として信仰を集めている。